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まだ白菜はあったのに、また白菜を買って帰ってしまった。こころなしか古い方の白菜がしなびてきている、早く消費しなければ。いつもの倍量をざくざく切ってレンチン→半分にわけて片方は100均で買ったプラスチックの丼の中に、もう片方は100均で買った白いサラダ皿の中に分ける。サラダのほうは塩昆布をかければいい。丼のほうには豆腐を入れ、水を張ってさらにレンチンして、温まったら味噌をといて味噌汁にする。こうして、主菜(焼き魚)以外の二皿がいずれも白菜メニューになった。一味などをかけて食す。普通。じつに普通。しかしまあ人間というものはできたての温かいものを食うだけでなんらかの栄養を手に入れることができる生き物で、私は、ああ、人間でよかったな、と感じる。ああ洗濯が終わった。ちょっと干してくる。時刻は0時06分。

洗濯物を干し終わった。部屋は少しひんやりとしているがもう暖房はいらない。明日は少し遅めに起きて、出勤する前にまず電器屋に行く、そこで大型のモニタとティファールのポットもしくは象印のマホービンを買う。いずれももうすぐはじまる大学の学生向けの勉強会、NEJMのMGH case recordsの抄読会のために使うのだ。病理のラボなんだから病理の論文を読めばいいのだが、春に入局した若手が個人的にこれまで自学自習でMGH case recordsを読んできたらしく、だったらそれを使った勉強会をやって学生を集めようと決めて、もうすぐはじまる。コーディネーターは若手にまかせ、私は環境づくり。毎週1回、朝、1限が始まる前の勉強会なので学生のぶんのパンを買っていく。大学の近くにうまいパン屋がある。クロックムッシュが一番高いがそのぶんうまい、だからクロックムッシュはその日論文を読む担当の学生に渡す。ほかの参加者にもそれなりのサイズのパンを配りたい。コーヒーも必要だが、コーヒーが苦手な学生もいるだろうから紅茶や緑茶のティーバッグ、コーンスープなんかも用意してもいいかもしれない。いずれにせよポットかマホービンがあったら便利だろう。モニタはPDFをみんなの前に映すのに使う。カンファレンスルームのプロジェクタが古すぎて解像度が悪くて気に食わない。大型の液晶に映してみんなでそれをのぞき込むくらいでよいのではないかと考えた。

これらを買いに行くとしたらもう明日しかないだろう。このタイミングで祝日があってよかった。買い物をしたあとはゆっくり出勤して、胆膵CPCのプレゼンづくりと福島県拡大内視鏡カンファレンスの解説のプレゼンを作る。祝日だ、急な仕事も入らずゆっくり準備ができるだろう。夜には会議がふたつあるがそこまでにプレゼンの片方だけでも完成しているとよいなと思う。

時刻は0時29分。昨日の出涸らしでティーポットにたっぷりの薄い緑茶を淹れる。本の雑誌の最新刊を読みながら髪の毛が乾くのを待つ。夜中にLINE、なにかと思えば次の学会の相談で、なぜメールじゃないんだろうと思いながら慣れないフリックで長文の返事をうつ。ポッドキャスト「熱量と文字数」のかつての常連に、めちゃめちゃ長い内容を「iPhone○から送信」と末尾につけたメールで投稿している人がいて、まったくものすごい高密度な妄想、あれぜんぶフリックで打ってるんだからすげえよなと妙に記憶に残っている。そういえば燃え殻さんの最初の小説、ボクたちはみんな大人になれなかった、あれはたしかスマホで書かれたのではなかったか。すごいよなと思う。いや、書くことくらいは私にもできるかもしれないが、それより難しいのは「書いたものを見返すこと」だ。スマホの小さい画面ではろくに振り返りもできないし、伏線とかも回収せずに忘れたっきりになりそうである。スマホの弱点は推敲ではないか、ふと思う。スマホを握っている限り私たちは過去を推敲して改変することができない気がするのだ。