近ごろ、また昔のように、出会った人にXのアカウントを教えてもらえるようになった。すこし懐かしい。
背の低い草が一面に生えた起伏のある高原の原っぱで、思いのほかごつごつ小さくでこぼこった地面を裸足で踏みしめながら右に左にさまよっていく。そんなところで出会った動物には、必ず情が移る。そういうことなのだと思った。
今朝、夢が、完全に昨日の続きだったので、整合性がとれていて、よかった。
医者はよく印税の話をする。私に、「たくさん本を書かれていますよね、どれくらい儲かるものですか?」とたずねる人が後を絶たない。それぞれの本の部数を告げると困惑される。確定申告のことを話すと軽く怒り出す。そんなに書いているくせに、そんなにもらえないなんてことないだろう、じゃあ、世の中の多くの作家はぜんぶ兼業でなければ食っていけないではないか。そうですよ。食えませんよ。食っている作家ってのは、すごいんですよ。こんなことを話したいわけではないが、そんなことをよく話す。
搭乗を待つロビーにダルマがある。みんな白目を剥いている。
小牧からはたしか、花巻に飛ぶ飛行機があったはずだ。息子とふたりで日本縦断貧乏旅行をしたとき、まずは沖縄で2時間滞在、そこから博多に飛んで陸路で広島、京都、名古屋と移動して、いきなり飛行機で岩手に飛んだ、変な旅だった。あのとき以来の県営名古屋空港、あいかわらずさびれて猛烈に暑くて人にあふれていて、心が躍る。あのころ私たちはコンビニのおにぎりばかり食べていた、今や、離れて暮らす私たちは、どちらも自炊ばかりしている。息災でなによりである。