暫定報告

ウェブで会議に入っていたら、元締めにあたる人が、「ガントチャートってぜんぜんわかんないんだよなー、頭に入ってこないよ」と言った。私は、そうか、このチャートがわかりづらいと思っていたのって私だけじゃなかったのか、と、なんだかめちゃくちゃ安心した。


診断一致率調査とか、新診断基準を用いた診断一致率調査とか、そういう話を延々とやっている。私が主導するメインの研究というわけではないけれど、私はこういう研究をしっかり勉強したほうがおそらくいいんだろうと思う。心ある方々のおかげで門前の小僧をやっている。習って経を読む。



専攻医が8月には病理専門医試験を受ける。それにそなえて科として勉強会をやろうということになった。

バーチャルスライドのケースセットが何百例かある。毎日、専門医が交代交代で、1日15問ずつ、プロジェクタにバーチャルスライドを表示させる。それを3名の専攻医が見て、それぞれ順番に診断名を答えていく。古典的な勉強会だ。しかし、あらためてこういう、「純粋に顕微鏡像だけを勉強する会」というのに出ると、なんというか、自分の病理医としての最もプリミティブな部分が喜ぶ。


やりたい仕事、やりたくない仕事、やってこなかった仕事、思いもよらなかった仕事。


医学界新聞の記事の校正刷りが送られてきた。またもインタビューだ。そんなつもりはなかったのにまんまとろくろを回している。刑部カメラマンは書籍『がんユニ』で3年ほどご一緒し、いまや盟友となった。しかしまんまとろくろを回したなあと苦笑している。7月頭くらいにたぶん発刊になってネットでも見られるのでよかったら見ておいてください。この記事で対談した相手と、かれこれ何年も裏でいろいろ相談してきたのだけれど、そろそろ表に出て活動を開始する。私が主導するメインの人生というわけではないけれど、私はこういう人生をしっかり運用したほうがおそらくいいんだろうと思う。