まさかの風邪である、まあまさかというけれどたぶん鹿児島出張だろう。鹿児島空港から羽田への機内で斜め後ろの中年男性がずっと咳込んでいて、振り返って確認はしなかったけれどたぶん今の時期だ、マスクも何もしていなかったことだろう。少しいやだなと思って頭上の空調を私の背中にあたるくらいの位置に向けて「エアシャワー」的に咳きが跳ね返されないかなとか考えていたのだがまあ無理だったのだと思う。不幸中の幸いというか、その後、妻が泊まりの仕事にでかけ、私もさっさと家を後にして少し早めの仕事に向かったのはよかった、誰も計算はしていなかったがトータルではファインプレーだ。その夜からなにか喉に違和があり、そこから今まで延々と不調が続いている。あそこで妻と普段通り過ごしていたらうつしていたかもしれない。幸い妻の体調は好調でまあそれは本当によかったなと思う。
喉に何かへんな感覚がまとわりついているなと感じた夜、私にしては珍しく、ずっと眠れなかった。朝までうとうとしては起きる、うとうとしては起きるを繰り返し、細切れに睡眠はとっていたのだとは思うがじつに奇妙なざわつきだった。今にして思えばあれは体の中でウイルスが跋扈し、私の免疫がサイトカインの狼煙に火を付けて回っていたまさにそのタイミングだったのかなと思う。血液の中のざわつきが目を冴えさせたのだろう。次の日はまず全身の痛みからスタート。喉は大したことがなかったが昨日の夜のあれが「侵入者の痕跡」だったのだろうなと感じた。ただ熱がないのでそこまでつらくはなかった。なんだ、この程度で終わっていくのかと思いきや、そこから2日、体の痛みが引くと今度は喉がだんだん痛くなってきた。2種類くらいのウイルスに時間差でやられていた可能性もある。喉はだいぶよくなってきたけれど未だに痛みはある。今週はずっと調子が悪かった、なるべく人に合わないように働き、結果、講演もでき、抄録も書け、ある教科書の原稿もゼロからいっきに8割のところまで仕上がった。サイトカインのざわめきのたまものだろうか。
ついにメガネのイケメンからメールがきて、例の本の執筆をはじめることになる。サイトカインと話して決めたことなんですが、今回の本、本格的に書き始めたら、書き終わるまでブログの更新をお休みにする気がします。どうもそれくらい集中しないと書き上がらない気がする。ただ今日すぐやめるというわけでもない、まだ書かなければいけない原稿が3本あって、ひとまずはその3本を書き終えてから、本の原稿に取り組む予定だ。今のところ執筆開始予定は11月末から1月末のどこか。そこでこのブログもいったんおしまいです。